MAMIYA  Auto Deluxe 2

定点合致式、マミヤ中期の中級機

今でこそマミヤは中判ばかりで35mmカメラは発売していないが、レンズシャッタ−は昭和24年発売のマミヤ35T型を始めとして、昭和58年のマミヤMタイムメモリ−を最後に、実に40機種を発売している。一眼レフでは昭和27年から昭和57年までに22機種発売している。これは意外と知られていない事であり、逆に言えばマミヤといブランドは、いかに中判が売れたかという事でもある。マミヤといえば、C型で知られるレンズ交換式二眼レフが一番有名なのではないだろうか。

さて、このカメラはレンズシャッタ−の中期に作られたものである。
発売は昭和37年10月。価格は23,800円。レンズは48mmF1.7の大口径付の定点合致式のレンズシャッタ−である。スペック的にはどうということもないカメラである。特徴は何も無い。
不思議なのは、何故カメラの名前にオ−トと付いているかである。定点合致で合わせれば、自動で露出が合うということだろうか。これは自動でなくて手動だと思うのだが(笑)。

みのかんのオ−トデラックス

ヤフオクのジャンク扱いで3000円くらいだったと思う。シャッタ−を切ってもシャッタ−不動ということでジャンク。もちろんシャッタ−粘りという予想で落札し、見事に図星。簡単に修理した。
特に欲しいというカメラでもなかったが、安かったのと修理を楽しみたかったのとマミヤのレンズシャッタ−を一台も持っていないということで手に入れたものである。
マミヤのレンズシャッタ−は販売台数も少ないのであろうが、中古もなかなかお目にかかれない。そこへいくと中判は数も豊富で、いつでも手に入る。
このカメラのレンズはまだコメントはできない。試写をまだしていないからである。いずれ作例写真をアップするつもりではあるが、まだその余裕がない。

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